カテゴリー Review、小説 推すことの喜びと痛み、その切実さについて」、『推し、燃ゆ』(宇佐見りん 著) この記事の所要時間: 約 1分53秒 人生に決められた意味などないことは、多くの人たちが生きていくなかで悟っていく。むしろ意味を与えていく過程が人生…
カテゴリー Review、ノンフィクション 「自然と文化をシームレスにつなぐ進化とフィクション」、『ヒトの目、驚異の進化』(マーク・チャンギージー 著) この記事の所要時間: 約 2分11秒 この記事の所要時間: 約 2分11秒 1. ヒトの視覚進化と肌の色の関係 ヒトの持つ知覚の中でも大きな情報源となっている視覚は、肌の色が持つ情報を深く読み取れるように進化している、というのが本書を読んでいく上でのファース… 2021年3月13日2021年3月17日
カテゴリー Review、ノンフィクション、料理 「料理して食べるということ」、『cook』(坂口恭平 著) この記事の所要時間: 約 2分14秒 この記事の所要時間: 約 2分14秒 各地を転々と旅しているとき、それぞれの場所での滞在期間はそれほど長くないし、現地の会社との取引もほとんどないデジタルノマドだったので、現地での人間関係はそれほど深められない、という… 2019年4月3日2019年4月4日
カテゴリー Review、ノンフィクション 「中南米を旅する日本人で、知らない人はほとんどいない」、『グアテマラの弟』(片桐はいり 著) この記事の所要時間: 約 3分7秒 この記事の所要時間: 約 3分7秒 グアテマラの弟 (幻冬舎文庫) posted with amazlet at 17.02.22 片桐 はいり 幻冬舎 (2011-02-09)売り上げランキング: 6,697 Amaz… 2017年2月23日
カテゴリー Review、ノンフィクション 「生き物という存在へのプリミティブな賛歌」、『野宿野郎 6号+7号』(かとうちあき 野宿野郎 編集部) この記事の所要時間: 約 2分25秒 この記事の所要時間: 約 2分25秒 野宿野郎 6号+7号: 人生をより低迷させる旅コミ誌 (野宿野郎デジタル) posted with amazlet at 17.02.02 野宿野郎出版 (2017-01-25)売り… 2017年2月3日
カテゴリー Review、小説 「もしここが消費だけの世界なら」、『シャンデリア』(川上未映子 著) この記事の所要時間: 約 2分21秒 この記事の所要時間: 約 2分21秒 シャンデリア (Kindle Single) posted with amazlet at 17.01.30 (2017-01-11)売り上げランキング: 37 Amazon.co…. 2017年1月31日2017年1月31日
カテゴリー Review、評論 「幸福への問いが一国の未来をつくる」、『世界一幸福な国 デンマークの暮らし方』(千葉忠夫 著) この記事の所要時間: 約 5分35秒 この記事の所要時間: 約 5分35秒 世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書) posted with amazlet at 17.01.05 千葉 忠夫 PHP研究所 売り上げランキング: 144,623 A… 2017年1月6日2017年1月7日
カテゴリー Review、評論 「『男性』の『弱さ』の先にあるもの」、『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か?』(杉田俊介 著) この記事の所要時間: 約 6分0秒 この記事の所要時間: 約 6分0秒 非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か (集英社新書) posted with amazlet at 16.12.31 杉田 俊介 集英社 (2016-10-14)売り上げランキング… 2017年1月1日2017年1月3日
カテゴリー Review、演劇、舞踏 「出来事化する演劇、あるいは神の住まう場所について」、『目と手/Occhi e Mani』(大道寺梨乃/福留麻里) この記事の所要時間: 約 11分17秒 この記事の所要時間: 約 11分17秒 「目と手/わたしとあなた/二重人格と恐竜の歯/動物の鳴き声とピアノ/拳を握ると戦うことができ、ほどくと甘えることができる/夜と昼/眠ることと起きていること/左目と左手/脳ミソからで… 2016年8月31日2016年8月31日
カテゴリー Review、ノンフィクション 「AI研究の歴史と現状、そして未来をシンプルに概略化」、『人工知能は人間を超えるか』(松尾豊 著) この記事の所要時間: 約 2分46秒 この記事の所要時間: 約 2分46秒 世の中に溢れている人工知能(AI)をめぐる情報は、正確に把握されたものではないからこそ、根拠のはっきりとしない期待や不安に満ちている。隠されたものが隠されているが故に、無限の創造力を… 2015年9月10日2015年9月11日
カテゴリー Review、ノンフィクション、評論 「ヨーロッパの普遍的なものの衰退と限界について」、『21世紀の自由論』(佐々木俊尚 著) この記事の所要時間: 約 3分30秒 この記事の所要時間: 約 3分30秒 本書で前提になっている認識のひとつは、私たちが現在、世界システムの長きに渡る移行期の中で暮らしているということだ。もちろん、そのことに異論を挟む人は少ないだろう。各国家間の経済や軍事… 2015年8月23日2015年8月23日
カテゴリー Review、ノンフィクション 「2つの問いが交差する場所で」、『持たない幸福論』(pha 著) この記事の所要時間: 約 2分31秒 この記事の所要時間: 約 2分31秒 人間の行動を形作る価値観や、それに基づく習慣の総体としてのライフスタイルは、時代や場所による環境によって変化するものだということに、異論を唱えるものは少ないだろう。例えば、経済や政治… 2015年6月13日2015年6月13日
カテゴリー Review、ノンフィクション 「母国語を外国語のように書き、どこにいても異邦人のようであること」、『ニッポン発見記』(池上紀 著) この記事の所要時間: 約 1分45秒 この記事の所要時間: 約 1分45秒 母国語をまるで外国語のように書くこと。私が「文学」というものの特性を考えた時、それはとても重要なエッセンスとなる。しかし、それは「小説」などの特定のジャンルに拘束されることのないもの… 2015年5月31日
カテゴリー Review、ノンフィクション 「そのようにしか生きることのできない人々の姿が映し出すもの」、『「生き場」を探す日本人』(下川裕治 著) この記事の所要時間: 約 1分34秒 この記事の所要時間: 約 1分34秒 「ここじゃないどこかへ」。 なんて言葉が孕んでいる感情は、すでにレトロで懐古主義な印象すら人々に与える。それは、「いまここ」や「マインドフルネス」といった思考傾向が、現代の日本が行き… 2015年5月26日2015年5月27日
カテゴリー Review、展示 「3つの物語が交差する点で、揺さぶられ呼び覚まされる」、(『鳥の歌』川村麻純 @京都芸術センター) この記事の所要時間: 約 2分17秒 この記事の所要時間: 約 2分17秒 「パラソフィア」。昨日は2つまわってみて、今日一通りみてきたのだが、京都芸術センターで公開していた映像作品が妙に心に残った。それは台湾人の男性に嫁いだ日本人女性の3つのモノローグを組… 2015年5月6日2015年5月6日
カテゴリー Review、評論 「もうひとつの巨大なネット空間の出現」、『中国のインターネット史』(山谷剛史 著) この記事の所要時間: 約 1分49秒 この記事の所要時間: 約 1分49秒 本書は、はじめての中国におけるインターネットに関する通史だ。また、インターネット普及以前と以後で、「文化」がキチンとつながっていることも明らかにされている。そして、その通史が至る現在… 2015年3月7日2015年3月7日
カテゴリー Review、展示 「今も鳴り響いている音色。」、『岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ』in 世田谷文学館(2015.01.24~3.31) この記事の所要時間: 約 2分11秒 この記事の所要時間: 約 2分11秒 個別の女の子のことが描かれているはずなのに、どうしてもそれが「世界」のことのように思えてしまう。いわゆる「セカイ系」というものは、「君と僕」の関係が家族や社会などを介在させず「世界」… 2015年3月5日2015年3月5日