「〈詩的な時間〉の迷子」、『AMEBIC』(金原ひとみ 著) 評者:森下貴史

この記事の所要時間: 350

この記事の所要時間: 約 3分50秒  金原ひとみの小説はいつも主人公が「メンヘル系」で、日常生活の様々なことに悪態をつき、憧れの男性に夢中になり関係し別れるか別れないかして終わる。芥川賞を受賞したデビュー作『蛇にピアス…

「溺れることに溺れる」、『AMEBIC』(金原ひとみ 著) 評者:北原しずく

この記事の所要時間: 317

この記事の所要時間: 約 3分17秒  金原ひとみが芥川賞を獲ったインタビューで「まあ、適当に」などというコメントをしていたのを見たときの腹立ち様を、私はいまでも忘れない。何に対して腹が立ったのかというと、ろくに苦労もせ…

「本当に狂っている女の子とデブ」、『AMEBIC』(金原ひとみ 著) 評者:ユキちゃん

この記事の所要時間: 346

この記事の所要時間: 約 3分46秒  小説とは基本的に読者が主人公にどれだけ感情移入できるかが重要だと私は思っている。恋愛小説でもミステリー小説でも、まずは主人公の紹介から始まる。自由な時間をもてあました退屈な大学生、…